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高知大学様|全学 Web サイトリニューアル事例

高知県に根ざした国立大学として6学部を擁する国立大学法人高知大学様は、10年以上ぶりとなる全学Webサイトの全面刷新に際し、要件定義からデザイン・開発・コンテンツ移行・サーバ構築までをデジタルキューブに一括でご依頼いただきました。大学組織ならではの合意形成の難しさをデザインスプリントで乗り越え、Amimoto マネージドホスティング エンタープライズプランへの移行も含めたプロジェクトの全体像について、広報・校友課の皆様にインタビューさせていただきました。
法人情報
国立大学法人 高知大学
〒780-8520 高知県高知市曙町2丁目5番1号
高知大学は、高知県に根ざした国立大学として、人文社会科学部・教育学部・理工学部・医学部・農林海洋科学部・地域協働学部の6学部を擁しています。地域と連携しながら、教育・研究・地域貢献を三位一体で推進しています。
今回インタビューにご協力いただいたお客様
広報・校友課
課長 浜田 昌代 様
課長補佐 川村 悠子 様(プロジェクトPM)
基金・校友係 黒川 晋平 様
広報係 高橋 萌瑛 様
広報係(プロジェクト当時) 猪谷 進示 様

デジタルキューブが提供したサービス
- Webサイト制作・リニューアル(要件定義〜デザイン〜開発)
- Amimoto マネージドホスティング エンタープライズプラン
- WordPress保守(全学サイト含む5サイト)
- コンテンツ移行(旧CMS Joruri → WordPress)
- WordPress管理者トレーニング
「何が問題か」から始めたWebリニューアル。デザインスプリントで大学組織の合意形成を導いたプロセス
10年以上ぶりの全面刷新。きっかけは受験生への情報発信という課題
── 今回のWebサイトリニューアルを検討し始めた経緯を教えてください。
川村:すごく大きなこれというきっかけが1つあったというよりは、本学の志願者アンケートの結果で、大学の情報を得る手段として Web サイトが最も割合が高いというデータがあって、受験生への情報発信において Web サイトが重要だという認識がありました。一方で、高知大学の全体的なリニューアルがしばらくできていない状況があって、2024年6月ごろに執行部でも検討の話が持ち上がり、プロジェクトとして動き出した、というような流れです。
── リニューアルに向けて、学内の関係者へのヒアリングもされたと伺いました。各部署の課題感はどのようなものでしたか?
猪谷:学部全部を回ってヒアリングしたのですが、Web サイトの更新は専任がいるわけではなく、担当になった教職員が業務の一部としてやっているという実態がありました。HTML や CSS の知識がなくても誰でも更新できるような仕組みがあれば、という意見は十分にあったと思います。
川村:各部署共通して、管理面で苦労されているというのは印象として共通していましたね。
どう改善するかを一緒に考えてくれる会社を探していた
── デジタルキューブへの発注を決めた理由を教えていただけますか?
川村:学内でリニューアルの方向性がまとめきれていない状況だったので、「こうしたい」という答えがあって「その通りに作ってください」という形ではなく、どう改善していくかを一緒に考えてもらえる会社を探していました。また、CMS を変えたいという課題感が学内にあったことと、サーバ管理を外部にお任せするということも選択肢に入れていたので、それらを総合的に見て選ぶ形でプロポーザルを進めました。
インフラ面も含めて提案できる会社が意外と少なかったという実態もあって、最終的にデジタルキューブさんを選びました。
デザインスプリントという、大学組織の「意識」を揃えるプロセス
── プロジェクトのスタートとして「デザインスプリント」を提案しましたが、最初はどのような印象でしたか?
川村:デザインスプリントという名称自体、全然馴染みがなくて、何をやるものかが全く想像できませんでした。ただ、事前に学内でリニューアルについての議論がまとめきれていない状況だったので、中身を聞いてすごくいい機会だなと思いました。大学の授業の中でも似たような手法がありますし、業務の中でもそういうことをやっていくんだなという、面白そうという気持ちもありました。
高橋:ブランドアーキタイプという手法で高知大学を人格として認識していくやり方が面白いし、分かりやすいなと感じました。大学生に教員、職員、全然違う属性の人たちが集まって高知大学について議論している状況というのは、日頃からあった方がいいよなと感じました。良い機会でした。
浜田:やりながら目指す方向性を一緒に一緒に探っていくことができた点は、私自身にとって非常に有意義でした。また、学生や先生方など、いろいろな方のお話を聞きながら進めるそのプロセス自体が、一緒に参加した皆さんそれぞれにとって学びの機会にもなりましたし、新たな交流も生まれました。オンラインではなく対面で最後まで取り組んだことで、私たちにとって得られたものは大きかったと感じています。

── ワークショップにはどのような方が参加されましたか?
川村:学生・先生・職員という形で、できるだけ幅広くということを意識して参加者を集めました。学生は6学部それぞれから参加してもらえるようにお願いしましたし、先生方は大学広報、入試、研究広報や地域連携などに関わる方に声をかけました。職員は広報・校友課が中心でしたが、情報・システム関係の部署にも声をかけました。2回のワークショップを通じて、延べ20〜30名ほどの方に参加いただいた形です。
── ワークショップを通じて、印象に残った場面はありましたか?
猪谷:ブランドアーキタイプのワークで「親しみやすさ」が挙がってきたのはやっぱりそうだよな、と。自分は卒業生なのですが、他大学から着任された職員の方や在学生からそういう意見が出たのは、「言われてみれば確かにそうだな」と腑に落ちた部分でもありました。自分の中では当たり前だった部分が、客観的に見ると確かにそういう特徴があるんだと気づかされました。
皐月(デジタルキューブ):デザインスプリントの中でキャッチコピーを考える場面で、「ちょうどいい」という言葉がすごくヒットして、盛り上がりました。親しみやすさと重なる言葉で、皆さんに共通するベースがあって、それをみんなで再確認していくような作業だったと思います。

納得できるものを一緒に作り上げるプロセス
── デザインスプリントのあと、ワイヤーフレームやデザインの確定まではいかがでしたか?
川村:デザインスプリントで認識の言語化や共有化はできたのですが、それをサイトのデザインにしていくのがまた作業として結構難しくて。ご提案いただいて、説明していただいて、私たちで持ち帰って検討して、またちょっと投げ返してということを、かなりやり取りさせていただきました。納得できるものを、一緒に作り上げていったという感覚ですね。
プロジェクト全体を通して山が何度かあったのですが、一番苦労したのはデザインを決めるところでしたね。
高橋:ワイヤーフレームからデザインの確定まで、すごくやり取りを重ねて。納得できるものに至るまで自分でイメージ図を書いてみたり、他のサイトの良い部分をいっぱい集めてくるという作業をみんなでやって、持ち寄って話してまた集めてきて、の繰り返しは体力も気力も使いました。
猪谷:最後の夏休みの宿題みたいに「これぐらいでいいや」となることもあると思うのですが、今回に限っては各工程でほぼ全員が納得して「これです」と言えるものを作っていったと思っています。やり切った上で着実に進んでいきました。
川村:せっかくの機会なので「できるだけいいものに」とやれる範囲で時間もかけてできたかなとは思います。また、デザインの中で、高橋さんが描いてくれたイラストをサイトの中に入れるという形で、ある意味独自性を持ってやれたのかなというのは良かったと思っています。

── 公開を迎えたときの気持ちをお聞かせください。
川村:私が広報担当になって今年で4年目なのですが、この規模の Web サイトのリニューアルって、10年以上やっていなかったので、すごく大きなプロジェクトになったかなと思いました。時間もお金も人的コストも色々かけて、大学全体として意味のある取り組みができたと感じています。
── WordPress 管理者トレーニングを経て、運用体制はどのように変わりましたか?
川村:以前の CMS のときは担当の1〜2人がメインでほとんどやるという形でしたが、今回の機会にみんなが触れるようにしました。現在は係内のメンバー5名全員が WordPress で更新作業できるようになっています。また広報・校友課以外にも8アカウントほどを発行していて、状況によってさらに広げていきたいと思っています。部局のサイトの WordPress 移行分も含めると、触っている人数はもう少し多いですね。
── リリース後、実際の反応で印象的なものはありましたか?
高橋:先日、本学の学生と広報について考える機会があって、新しくリニューアルした Web サイトを見てどう思うか意見を集めました。その中でもトップページが親しみやすい、情報に辿り着きやすくなったという意見が結構上がっていて。高知大学に入ってからの自分がイメージつきやすそうという声も聞けました。伝えたいテーマがちゃんと届いていることと、リニューアルサイトの主なターゲットである受験生に近い年代の子たちが、そうやって良さを実感してくれているのは、このリニューアルの大きな一歩だったなと実感しました。私たちだけではなし得なかったことだと思います。
デジタルキューブへの評価と要望
── 今回のプロジェクトを通じて、デジタルキューブのサービスで良かった点をお聞かせください。
猪谷:右も左もわからない状態でリニューアルが始まって、デザインだけ変えるにとどまってしまうのではいけないと思う中で、進め方の指針をちゃんと示していただきながら進められたのは良かったです。我々の視点からすると、それをセットでご提案いただけるというのは、選ばれる理由の一つなのかなと思っています。
川村:Backlog でのやり取りをメインにやっていただいたことで、たくさんの人が関わりながらも情報が可視化されていくのがすごく良かったと思いました。また、進捗管理もしっかり助けていただいたと思います。また、デザインスプリントで現地に来ていただいて対面でお話ししたことも、やはり大きかったです。
── 今後のデジタルキューブへのご要望があればお聞かせください。
川村:大学側の一次窓口となるメンバーが WordPress の知識について、ほぼゼロの状態でスタートしましたので、もっと初心者目線でアドバイスや指示をいただけると良かったなと思うことがありました。私たちが理解していないことを踏まえた上での案内や助言が欲しいという感じでしょうか。
また、リリース後に細かい設定のところで「事前にやっておけばよかった」となったことがあって、そのあたりもお互いに確認しながら進められると良かったなと思うところがいくつかありました。
── ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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